ドラマのようなドロドロの遺産相続
私は母と祖母の三人で暮らしていましたが、祖母が何年か前に脳梗塞で倒れ、退院してからは家で介護をすることになりました。
有無を言わさず面倒を見させられたという感じです。
母と祖母の折り合いは悪く、祖母から生活費を貰うこともなく、全てこちらで出していました。
祖母が亡くなり、一周忌の時に祖母の子供たちが集まり、通帳にあったお金をどうするかを話し合うことになりました。
祖母の生前、遊びに来た子供たちは、来る度に年金をお小遣いとしてもらっていたようで、通帳にはあまり残っていませんでした。ほぼ生前贈与されていた状態でした。
父が私たちのために残しておいてくれたお金さえも勝手に使われているくらいでした。
その残った僅かな貯金をみんなで等分にするという内容に、祖母の生活費のすべてを払って、面倒を見ていた私たちは納得がいかず、異議を唱えてみると向こうの態度が豹変し、一方的に攻め続けられました。
救いは兄妹たちの中にも少し常識的な人がいたという事です。
同じ町内でこんなことが知られたら恥ずかしい、という感情もあったのだと思いますが、どうにか相続することが出来ました。
それから祖母の子供たちは家に寄り付くことがなくなり、仏壇を拝むこともありません。